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おまとめローン
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おまとめローンの審査|通りやすくするコツと選び方

監修:梶山 友樹(ファイナンシャルプランナー)

執筆・編集:カードローンおすすめ比較隊 編集部

おまとめローン

この記事で分かること

  • おまとめローンのしくみと、借金を一本化するメリット・デメリット
  • 消費者金融と銀行のおまとめローンの違い
  • おまとめローンの審査で見られるポイント
  • 審査に通りやすくするために、申し込む前にできること
  • おまとめローンで失敗しないための注意点

「A社に3万円、B社に5万円、C社に2万円……。毎月の返済日がバラバラで、もう管理しきれない」。複数のカードローンを使っていると、こんな悩みを抱えることがありますよね。

そんなときに選択肢になるのが、複数の借入を1つにまとめる「おまとめローン」です。返済先と返済日が1つになるだけでなく、金利が下がれば、利息の負担を減らせる可能性もあります。

ただし、先にお伝えしておきたいことがあります。「絶対に通るおまとめローン」は存在しません。おまとめローンも審査があり、借入件数が多い人や延滞のある人が申し込むことが多いため、審査は慎重に行われます。

この記事では、おまとめローンのしくみと選び方、審査で見られるポイント、通りやすくするための準備を、具体例を交えて解説します。まとめたあとに失敗しないための注意点もお伝えするので、最後まで読んでみてください。

おまとめローンとは?

複数の借入を1つにまとめるローン

名前のとおり、借金を「おまとめ」するためのローンです。おまとめローンとは、複数の会社からの借入を、1つの会社からの借入にまとめるためのローンです。おまとめローンで借りたお金で、ほかの会社の借入を一括で返し、その後はおまとめローンの返済だけを続けていきます。

おまとめ前とおまとめ後のイメージ
おまとめ前 おまとめ後
借入先 A社・B社・C社の3社 おまとめローンの1社
返済日 月に3回 月に1回
金利 各社でバラバラ(上限金利に近いことが多い) 1つの金利に
管理の手間 大きい 小さい

借り換えとの違い

似た言葉に「借り換え」があります。混同しやすいので、ここで整理しておきましょう。借り換えは、今の借入を、より条件のいいローンに移すことです。1社だけの借入でも行います。おまとめローンは、2社以上の借入を1つにまとめることが目的です。

おまとめローンが向いている人・向いていない人

おまとめローンが向いている人・向いていない人
向いている人 向いていない人
3社以上から借りていて、返済日の管理が大変 借入が1社だけ(借り換えを検討)
延滞なく返済を続けている すでに延滞が続いている
安定した収入があり、完済までの計画を立てられる 収入が不安定で、毎月の返済が厳しい
まとめたあと、新しい借入をしないと決めている まとめたあとも借りてしまいそう
今より金利が下がる見込みがある あと数か月で完済できる

まとめられる借入・まとめにくい借入

おまとめの対象になりやすい借入
借入の種類 おまとめの対象
消費者金融のカードローン 多くの商品で対象
クレジットカードのキャッシング 多くの商品で対象
クレジットカードのショッピングのリボ払い・分割払い 商品によって対象
銀行カードローン 消費者金融のおまとめでは対象外のことがある
住宅ローン・自動車ローン 通常は対象外
奨学金 通常は対象外

まとめたい借入が対象になるかどうかは、申し込む前に必ず確認してください。

おまとめローンのメリット

返済日と返済先が1つになる

もっとも大きなメリットは、管理が楽になることです。「今月はどこに、いくら返すんだっけ」と毎月確認する必要がなくなります。返済日が月に1回になれば、うっかり返し忘れる心配も減ります。

金利が下がる可能性がある

利息の負担を減らせるかもしれない、というのも大きな魅力です。カードローンの金利は、限度額が小さいほど高くなるのが一般的です。少額の借入を何社にも分けていると、それぞれに上限に近い金利がかかります。1つにまとめて借入額が大きくなると、適用される金利が下がることがあります。

例:合計60万円を毎月23,000円ずつ返す場合の利息の目安(月ごとの概算)
借り方 金利 利息の合計の目安
3社に分かれたまま(30万円・20万円・10万円) 各社 年18.0% 約16万8,000円
1社にまとめた場合 年15.0% 約13万1,000円

毎月の返済額は同じでも、金利が下がるだけで利息は3万円以上変わる計算です。

返済の計画が立てやすくなる

気持ちの面でのメリットも見逃せません。借入が1つになると、「残りはいくらか」「いつ終わるか」がはっきり見えるようになります。完済までの道のりが見えると、返済を続ける気持ちも保ちやすくなるでしょう。

おまとめローンのデメリット

返済期間が延びると、利息の合計が増えることも

メリットばかりではありません。おまとめで毎月の返済額が下がっても、そのぶん返済期間が長くなれば、利息の合計はかえって増えることがあります。「毎月の返済額」ではなく「返済の総額」で比べることが大切です。

追加で借りられないことが多い

消費者金融のおまとめローンは、借りたお金をほかの借入の返済にしか使えず、追加の借入ができないのが一般的です。急な出費があっても、おまとめローンからは借りられないと考えておきましょう。ただ、これは見方を変えれば、借りすぎを防いでくれるしくみでもあります。

まとめたあとに、空いた枠でまた借りてしまう

いちばん気をつけたいのがこれです。返済が楽になると、気持ちにも余裕が生まれます。その余裕が、油断につながることがあるのです。ほかの会社のカードローンを完済しても、契約が残っていれば、また借りることができてしまいます。結果として、おまとめローンの返済に加えて、新しい借入が増えるという最悪の状態になりかねません。

おまとめを考える前にやっておきたい3つのこと

1. 今の借入をすべて書き出す

会社名、残高、金利、毎月の返済額、返済日を一覧にしましょう。会員ページやアプリで確認すれば、正確な数字が分かります。書き出してみると、「思っていたより多かった」と気づく方も少なくありません。

2. 毎月の家計の収支を確認する

収入と支出を書き出して、毎月いくらなら返済に回せるかを把握しておきましょう。おまとめ後の返済額を決めるときの基準になります。

3. 借入が増えた原因を考える

なぜ複数の会社から借りることになったのか。生活費の不足なのか、特定の出費なのか。原因が分かれば、まとめたあとに同じことを繰り返さないための対策も立てられます。

消費者金融と銀行のおまとめローンの違い

消費者金融と銀行のおまとめローンの比較
消費者金融のおまとめローン 銀行のおまとめ・借り換え
総量規制 例外として扱われる(年収の3分の1を超えても借りられる場合がある) 対象外
金利の傾向 通常のカードローンより低めに設定されることが多い 消費者金融より低めのことが多い
審査のスピード 比較的早い 時間がかかることが多い
追加の借入 できないのが一般的 商品による
まとめられる借入 主に貸金業者からの借入 商品によって銀行カードローンなども含められる

消費者金融のおまとめローンは総量規制の例外

ここは、おまとめローンを理解するうえで大切なポイントです。消費者金融などの貸金業者からの借入は、総量規制により年収の3分の1までと決まっています。ただし、おまとめローンのように、借り換えによって返済の負担が軽くなるものは、総量規制の例外として扱われます。そのため、すでに年収の3分の1近く借りている人でも、まとめるための借入は認められる場合があります。

大手消費者金融では、アイフルやプロミス、アコムなどがおまとめ・借り換え専用の商品を用意しています。

銀行のおまとめは金利が低め

少しでも金利を下げたいなら、銀行も選択肢に入ります。銀行のおまとめローンや、カードローンでの借り換えは、金利が低めの傾向があります。ただし、審査は慎重で、時間もかかります。楽天銀行スーパーローンのように、使い道が自由なカードローンで借り換えに使う方法もあります。

金利を比べるときは「加重平均金利」を使う

おまとめで金利が下がるかどうかを判断するには、今の借入の「平均の金利」を知る必要があります。ただ、単純に金利を足して割るだけでは、正しく比べられません。借入額の大きいものほど、金利の影響が大きいからです。そこで使うのが「加重平均金利」です。

加重平均金利の計算例

A社:30万円(年18.0%)/B社:20万円(年18.0%)/C社:10万円(年15.0%)の場合
(30万円×18.0%+20万円×18.0%+10万円×15.0%)÷60万円=年17.5%

この場合、おまとめローンの金利が年17.5%より低ければ、金利の面では得になる可能性があります。反対に、おまとめ後の金利が年17.5%以上なら、管理は楽になっても、利息の面でのメリットはありません。

申込から一本化までの流れ

  1. 今の借入を一覧にする:会社名、残高、金利、返済日を書き出す
  2. 加重平均金利を計算する:おまとめ後の金利と比べる
  3. おまとめローンに申し込む:まとめたい借入の会社名と残高を申告
  4. 審査・契約:収入証明書などの書類を提出
  5. 他社へ一括返済:おまとめローンの会社が直接振り込む場合と、自分で返済する場合がある
  6. 完済を確認し、解約する:他社の残高が0円になったことを確認し、不要な契約は解約

5番目の「他社への返済」は、会社によって方法が違います。おまとめローンの会社が、ほかの借入先に直接振り込んでくれる場合もあれば、自分の口座に振り込まれたお金で、自分で返済する場合もあります。自分で返す場合は、そのお金をほかのことに使ってしまわないよう、すぐに返済を済ませましょう。

必要になることが多い書類

おまとめローンで必要になることが多い書類
書類 内容
本人確認書類 運転免許証、マイナンバーカードなど
収入証明書 源泉徴収票、給与明細など。まとめる金額が大きいため、提出を求められることが多い
他社の借入状況が分かるもの 会員ページの残高画面など。会社によって求められる

銀行カードローンで一本化する場合の注意点

楽天銀行スーパーローンのような銀行カードローンを、借り換えや一本化に使う場合は、次の点に気をつけましょう。

  • 限度額で金利が決まる:楽天銀行の場合、限度額100万円未満の金利は年14.5%。まとめる金額によって金利が変わる
  • 追加で借りられてしまう:通常のカードローンなので、返した分をまた借りることができる
  • 申込当日には借りられない:2018年以降、銀行カードローンは申込当日の融資ができない

特に2つ目は要注意です。おまとめ専用のローンと違い、借り換えたあとも限度額の範囲で借りられるため、自分で強く意識しておかないと借入が増えてしまいます。

おまとめローンを選ぶときのチェックポイント

  1. 金利:今の加重平均金利より低くなるか
  2. まとめられる借入の範囲:自分の借入がすべて対象になるか
  3. 返済期間と毎月の返済額:無理なく返せて、かつ総額が増えすぎないか
  4. 他社への返済方法:会社が直接返してくれるか、自分で返すのか
  5. 追加の借入ができるか:できない方が、借りすぎを防ぎやすい
  6. 手続きのしやすさ:Web完結か、来店が必要か、郵送物はあるか

特に1つ目と3つ目は、必ず数字で確認しましょう。金利だけ、毎月の返済額だけで判断すると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

おまとめローンの審査で見られるポイント

主な審査項目

おまとめローンの審査で見られる主な項目
項目 見られるポイント
他社借入の件数と金額 まとめた後に、無理なく返せる金額か
返済の状況 これまで延滞なく返してきたか
信用情報 債務整理などの事故情報がないか
収入と勤続年数 安定した収入が続く見込みがあるか
申込の状況 短期間にほかの会社へ何度も申し込んでいないか

おまとめローンの審査が厳しいと言われる理由

「普通のカードローンより通りにくいのでは」と心配する方も多いでしょう。おまとめローンは、すでに複数の借入がある人が申し込むローンです。まとめる金額も大きくなりやすく、貸す側から見れば、返済されないリスクが高めになります。そのため、通常のカードローンより慎重に審査されると考えておきましょう。

おまとめローンの審査に通りやすくするために

延滞をしない・解消する

おまとめローンの審査で、もっとも重く見られるのが延滞です。今の借入で延滞があると、審査に通るのは難しくなります。延滞があるなら、まずはそれを解消してください。おまとめを検討している間も、今の借入の返済日は必ず守りましょう。

申し込むのは1社に絞る

審査が不安なときほど、あちこちに申し込みたくなるものです。でも、「どこかに通れば」と、複数のおまとめローンに同時に申し込むのは避けましょう。申込の記録が重なると、どこにも通りにくくなります。

借入状況を正確に申告する

「少しでも借入を少なく見せたい」と思う気持ちは分かります。でも、おまとめローンでは、まとめる借入の会社名と残高を申告します。会員ページなどで残高を確認し、正確に入力しましょう。申告と信用情報の内容が違えば、審査に落ちる原因になります。

少額の借入は先に完済する

例えば、1社だけ残高が2万円しかないなら、ボーナスなどで先に返してしまうのも手です。数万円程度の少額の借入があるなら、先に自分で完済して件数を減らしておくのも一つの方法です。まとめる件数と金額が少ないほど、審査の負担も軽くなります。

勤続年数を意識する

収入の安定性を示すうえで、勤続年数は大切な材料です。転職したばかりなど、勤続年数が短いと審査で不利になりやすいとされています。可能であれば、ある程度勤続期間ができてから申し込むと安心です。

おまとめ後の返済シミュレーション

合計60万円を年15.0%のおまとめローンにまとめた場合、毎月の返済額によって完済までの期間と利息は次のように変わります(月ごとの概算)。

60万円を年15.0%で返す場合の目安
毎月の返済額 完済までの期間 利息の合計の目安
15,000円 約56か月 約23万7,000円
23,000円 約32か月 約13万円
30,000円 約24か月 約9万5,000円

毎月の返済を1万5,000円に抑えると、完済まで4年半以上かかり、利息は約23万7,000円になります。まとめて返済額が下がったからと安心せず、今と同じくらいの金額を返し続けることで、利息を大きく減らせます。

おまとめローンで失敗しないための注意点

返済の総額を必ず比べる

おまとめで失敗しないために、いちばん大切なのがこれです。申し込む前に、今のまま返した場合と、おまとめした場合の返済総額を比べてみましょう。おまとめ後の金利が下がっても、返済期間が大きく延びれば、総額は増えることがあります。

完済した会社のカードローンは解約する

「何かあったときのために、契約だけは残しておこう」。その気持ちが、失敗のもとになることがあります。おまとめで他社の借入を完済したら、使う予定のないカードローンは解約しておきましょう。契約が残っていると、つい借りてしまう原因になります。

おまとめ後は新しい借入をしない

おまとめローンは、借金を減らしていくためのものです。新たな借入の入り口ではありません。まとめたあとに新しい借入を始めれば、元の状態より悪くなってしまいます。完済するまでは、新しい借入をしないと決めておきましょう。

おまとめの相談はどこにすればいい?

おまとめを考え始めたら、次のような相談先があります。

おまとめや借金の相談先
相談先 相談できること
おまとめローンの取扱会社 商品の内容、まとめられる借入、申込の条件
今の借入先 返済日の変更、返済額の調整
日本貸金業協会の相談窓口 貸金業者からの借入や返済についての相談
法テラス・弁護士・司法書士 債務整理を含めた借金の整理

どこに相談すればいいか迷ったら、まずは今の状況を一覧にして、取扱会社の窓口で「この借入はまとめられますか」と聞いてみるのも一つの方法です。

おまとめローンでよくある失敗

失敗1:毎月の返済額だけ見て申し込んだ

「毎月の返済が3万円から1万5,000円に減る」と聞いて申し込んだものの、返済期間が大きく延びて、利息の合計が増えてしまった。おまとめでよくある失敗です。申し込む前に、必ず返済の総額を比べましょう。

失敗2:完済したカードローンを解約しなかった

おまとめで他社を完済したあと、契約を残しておいたため、急な出費のときにまた借りてしまった。気づけば、おまとめローンと新しい借入の両方を返すことに。完済したカードローンは、使う予定がなければすぐに解約しましょう。

失敗3:審査が不安で何社にも申し込んだ

落ちるのが怖くて、同じ週に3社のおまとめローンに申し込んだ結果、申込の記録が重なってすべて否決された。申し込むのは1社に絞り、結果を待ってから次を考えましょう。

家族に知られずにおまとめできる?

おまとめローンも本人名義の契約なので、金融機関が家族に知らせることは基本的にありません。ただし、契約書類やローンカードが郵送される商品もあります。Web完結で手続きできるか、郵送物があるかを、申し込む前に確認しておきましょう。

もっとも、借金の一本化は、家計の立て直しそのものです。家族と一緒に返済計画を立てられれば、完済までの道のりはぐっと楽になります。話せる相手がいるなら、この機会に相談してみるのも一つの方法です。

まとめたあとの返済を続けるコツ

  • 返済日を給料日の直後に設定し、給料が入ったらまず返済する
  • 余裕のある月は、繰り上げて返済する
  • 残高と完済予定の月を、スマホのメモなどで毎月確認する
  • 半年ごとに、残高がどれだけ減ったかを振り返る

少しずつでも残高が減っていくのが見えると、返済を続ける励みになります。例えば60万円が半年後に45万円になっていれば、確実にゴールに近づいている証拠です。

「絶対通る」「審査なし」のおまとめに注意

「どんな人でも必ず一本化できる」「審査なしでおまとめ」とうたう業者には注意してください。正規の貸金業者は、返済能力の調査が法律で義務づけられています。審査なしで貸すとうたう業者は、ヤミ金の可能性が高いと考えましょう。

また、「借金を減らせる」とうたって高額な手数料を取る業者もいます。借金の整理を考えるなら、弁護士や司法書士、または法テラス(日本司法支援センター)に相談するのが安全です。

おまとめローンの審査に通らないときは

審査に落ちたあとの再申込

おまとめローンの審査に落ちたら、すぐにほかの会社へ申し込むのは避けましょう。申込の記録は、契約しなかった場合でも信用情報に6か月〜1年程度残ります。その間に、少額の借入を完済して件数を減らす、延滞をなくすなど、状況を改善してから申し込み直すのがおすすめです。

返済計画を見直す

審査に落ちても、できることはあります。まずは、今の借入をこのまま返していけるかを見直しましょう。金利の高いものから優先して返す、少額のものから完済して件数を減らすなど、自分でできる工夫もあります。

借入先に相談する

意外と知られていませんが、借入先は返済の相談に応じてくれることがあります。返済が苦しい場合は、今の借入先に相談してください。返済日の変更や、一時的な返済額の調整に応じてもらえることがあります。

債務整理を検討する

返済のめどが立たない場合は、債務整理という方法もあります。「債務整理」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、生活を立て直すための正式な手続きです。

債務整理の主な方法
方法 内容
任意整理 貸金業者と交渉し、将来の利息をなくすなどして返済しやすくする
個人再生 裁判所の手続きで借金を大幅に減らし、原則3年で返済する
自己破産 裁判所の手続きで、一部を除き借金の支払い義務をなくす

どの方法にも、信用情報に記録が残るなどのデメリットがあります。費用が心配な方は、収入などの条件を満たせば無料で法律相談を受けられる法テラスを利用できます。

おまとめローンと債務整理の違い

おまとめローンと債務整理の違い
おまとめローン 債務整理
借金の総額 減らない(金利が下がれば利息は減る) 方法によっては大きく減る
審査 あり なし(手続きの要件はある)
信用情報への影響 延滞なく返せば悪い記録にはならない 一定期間、事故情報が記録される
向いている人 延滞がなく、まとめれば返せる人 まとめても返済のめどが立たない人

おまとめローンは「返せる人が、もっと返しやすくするため」の方法です。まとめても返せないと感じるなら、債務整理を含めて専門家に相談しましょう。

ケース別:おまとめローンを使うべき?

ケース1:3社から合計60万円、毎月の返済日がバラバラ

延滞がなく、収入が安定しているなら、おまとめローンを検討する価値があります。金利が下がれば利息も減らせるでしょう。まとめたら、完済した会社のカードローンは解約してください。

ケース2:2社から合計15万円、あと半年で完済できる

まとめるメリットは小さいかもしれません。審査の手間や申込の記録を考えると、このまま計画的に返した方がいい場合もあります。金利の高い方から優先して返しましょう。

ケース3:5社から合計150万円、すでに延滞がある

おまとめローンの審査に通るのは難しい状態です。新しく借りるのではなく、早めに弁護士や司法書士、法テラスに相談しましょう。

おまとめローンに関するよくある質問

  1. おまとめローンで、銀行カードローンもまとめられますか?
  2. おまとめローンに申し込むと、今の借入先に知られますか?
  3. クレジットカードのショッピングのリボ払いもまとめられますか?
  4. おまとめローンの審査にはどれくらい時間がかかりますか?
  5. 専業主婦でもおまとめローンを使えますか?
  6. おまとめローンの返済中に、追加でお金が必要になったら?

おまとめローンで、銀行カードローンもまとめられますか?

商品によって違うので、注意が必要です。消費者金融のおまとめローンは、主に貸金業者からの借入が対象で、銀行カードローンは対象外のことがあります。申し込む前に、まとめられる借入の範囲を確認してください。

おまとめローンに申し込むと、今の借入先に知られますか?

気になるところですよね。おまとめローンの会社が、今の借入先に申込のことを知らせることは基本的にありません。ただし、信用情報には申込の記録が残るため、今の借入先が途上与信で信用情報を確認したときに分かる可能性はあります。

クレジットカードのショッピングのリボ払いもまとめられますか?

リボ払いの残高がなかなか減らずに困っている方も多いでしょう。商品によっては、クレジットカードのショッピングのリボ払いもまとめられる場合があります。申込先の案内を確認してください。

おまとめローンの審査にはどれくらい時間がかかりますか?

消費者金融なら比較的早く結果が出ることが多いですが、まとめる金額が大きいと、収入証明書の確認などで時間がかかることもあります。銀行は数日〜1週間以上かかることもあります。

専業主婦でもおまとめローンを使えますか?

消費者金融のおまとめローンは、本人に安定した収入があることが条件のため、本人に収入がない専業主婦は原則として利用できません。配偶者に安定した収入があれば、専業主婦でも申し込める銀行カードローンで借り換える方法がありますが、限度額は50万円までなどの上限があります。

おまとめローンの返済中に、追加でお金が必要になったら?

新しく借りる前に、本当に借りる必要があるかを考え直してください。どうしても必要な場合は、まず今のおまとめローンの会社に相談しましょう。ほかの会社で新たに借りると、おまとめの意味がなくなってしまいます。

まとめ:おまとめローンは「借金を減らす」ための道具

  • おまとめローンは、複数の借入を1つにまとめ、返済日と返済先を1つにするローン
  • 金利が下がれば利息を減らせる。ただし返済の総額で比べることが大切
  • 消費者金融のおまとめローンは総量規制の例外として扱われる
  • 「絶対通る」おまとめローンはない。延滞の解消、正確な申告、1社への申込が基本
  • まとめたら、完済した会社のカードローンは解約し、新しい借入はしない

複数の借入に追われる毎日は、精神的にも大きな負担ですよね。おまとめローンは、使い方次第で借金を減らす強い味方になります。返済日が1つになるだけでも、気持ちはずいぶん軽くなるはずです。でも、まとめたあとにまた借りてしまえば、意味がありません。「まとめて終わり」ではなく、「完済して終わり」。その日を目指して、一歩ずつ進めていきましょう。そのゴールまでの計画を立ててから申し込みましょう。

参考法令・公的資料

※ 本記事の情報は2026年10月22日時点のものです。各社の商品内容や条件は変更される場合があるため、申し込む前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

この記事の監修者

梶山 友樹(かじやま ともき)

株式会社WinToWinコンサルティング 代表取締役
1級ファイナンシャル・プランニング技能士/CFP®認定者

1975年生まれ。生命保険業界で18年にわたり、契約者の財務相談に従事。2007年にCFP・1級FP技能士を取得し、税金・社会保険・金融商品に関する専門知識を深める。様々な専門家とのネットワークを構築し、財務分析を入り口に、多角的な視点で「お金を残す方法」を検証。2019年に株式会社WinToWinコンサルティングを設立し、経営者・個人事業主の財務コンサルティングを行う。

監修日:2026年10月22日

※監修者は記事内の専門的な内容の正確性を確認しています。掲載している商品・サービスの選定や広告には関与していません。

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